2003(平成15)年8月24日/川施餓鬼

川施餓鬼と庵治温泉。約30名が参加しました。









 8月24日(日)には、第??回目の「川施餓鬼」の行事がありました。例年、8月の下旬の日曜日に催すこの行事ですが、昨今の残暑厳しい折り、「過ごしやすい時期に〜」という声も聞いておりますが、今年も日程の都合上、この日に執り行われました。

 参加者は、お子さんも含めて29名。大安寺〜青江〜田中とバスが乗り合わせのために巡回しました。バスは、早島ICから瀬戸中央自動車道に乗り、一路香川高松方面へと走ります。個人的にも四国は久し振りで、思わず瀬戸大橋を写真に収めてしまいました。
 讃岐富士を横目に…。

 早いんですねえ。岡山から高松まで1時間ほどで着いてしまいました。ICを降りて屋島方面にバスは走り、庵治町へと向かいます。入浴と昼食休憩の場所であるホテルの近くの海岸で川施餓鬼を行うことにしていました。バスガイドさんと添乗員さんが海岸の様子を見に走ってくれまして、写真のように準備ができました。

 古くなった塔婆や位牌等を積み上げ、いま当に天下しようとしています。蝋燭に火を点け、お線香に灯そうとしていたら、その火が燃え移ったて感じでしたが…(笑)。
 川施餓鬼の行事中は太陽がサンサンと降り注ぎ、頭はジリジリ、前からはおはやし中の火の熱気が・・・。

 写真でもお分かりになると思いますが、影があるんですね。皆さんはその影まで下がって読経唱題でした。とてもじゃありませんけど、この炎天下で1時間近く立って読経唱題を勤めるのは大変だと思います。
 ま、小生は日当たりの良い場所で勤めさせて頂きましたが…。途中から、日傘を傾けて下さり、また団扇で扇いで下さった方がおられました。感謝です。

 川施餓鬼の読経唱題が終わり頃、額からの汗が堤防を越えて目に入りまして、なんつぅ〜か(^^;;。
 塔婆や位牌は燃え尽き、その灰はその場で砂浜に埋けられました。波に寄せられ、砂の合間から海へと還っていくのでしょう。無事に大地に還っていくと思います。

 行事の後は、すぐ近くの庵治温泉に寄り、昼食と入浴そして休憩をしました。11時半から13時半の2時間をゆっくりと過ごし、次は屋島です。とまあ、屋島でのレポートをお送りしたいのは山々なんですが、庵治を出発した後、バスの中ですっかり眠りこけてしまった小生が、目が覚めたのは14時半。バスの中はもぬけの殻…(いや、運転手さんとバスガイドさんは居ました)状態。
 皆さんが帰ってくるまで、タバコを吹かしているしかありませんでした(笑)。

 帰途も同じく1時間。青江〜田中〜大安寺と廻り、最後の組がバスから下車したのは午後5時チョイ過ぎの割と早い時刻でした。皆さん無事に自宅に帰られたようですね。お仏壇のご先祖さまに川施餓鬼での功徳を回向できましたでしょうか?。
 さすがに、暑かったですね。今年の残暑は厳しいです。「来年は涼しい時期にしようか」とは日進師の言葉ですが、いつ頃が良いのかなあ?
 また、来年もご一緒しましょう。
【2003 Aug.24 日常】