大仏さまは、奈良東大寺の大仏さまと、鎌倉の高徳院の大仏さまが有名です。 しかし、案外にも知られていないの、大仏さまが何者かということです。 奈良の大仏さまは、毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)、略して盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。 これは、「梵網経(ぼんもうきょう)」というお経によったとも云われていますが、「華厳経」の仏さまでもあります。 また、盧舎那仏は、大日如来として密教にも登場します。 インドの古語で「ヴァイローチャナ」、〃太陽の子孫〃という意味で、古くは偉大な魔神アスラでしたが、仏教では、真実の教えそのものとイコールだと考えられるようになりました。 鎌倉の大仏さまは、極楽浄土の主、阿弥陀如来です。 もとはチャント建物の中にあったのですが、昔、津波で建物が破壊されてから雨ざらしのままになっています。 |