仏さまは発光体ではないかしらと思いたくなるほど、様ざまな光を発することになっています。 まず、仏像を見てすぐ目につくのは、背中や頭の後ろについている後光とか光背(こうはい)と云われるものです。 これには、円形のものと放射状のものがあります。 円形のものは「円光」と云いますが、これは、仏さまの身体からいつも発せられている光で、別名を「常光」とも云います。 放射状のものは「放光」といい、人々を教え導く時に発する光で、「縁起光」とも称します。 また、眉間にある白亳 この光は、過去・未来・現在の、普通なら見る事が出来ないどんなモノでも映し出す光で、いわば魔法の映写機とでもいった働きをします。 それだけでなく、仏さまは心の中からも光を発します。 「心光」とか「智慧光」とかいわれるもので、これによって、人々の心の闇を消し去るというワケです。 |