私たちがこの世に生命を頂き、人生を有意義に過ごす指針として古代中国の格言に「人生の五計」というのがある。 まず「生計」と云って身体的にいかにして健やかに生きるかという事。 次に「家計」は文字通り、いかにして暮らしを維持していくか。 三番目に「身計」といって自分の身をどう立てて社会に貢献するか。 四番目に「老計」は、どういう高齢を迎え老後をどう生きるかの工夫と計画を考えることが大切という。 第五番目に「死計」というのがある。 どんな死に方を選ぶか。 死後に何を残すか、今から心の準備と努力をしておく。 かけがえのない人生の旅路を常に反省し見直すことの肝要をうたっている。 宗祖は「先ず臨終の事を習うて後に他事を習うべし」と教示している。 |