不受不施日蓮講門宗読本【6】

日蓮講門宗宗史(一)

日蓮講門宗読本から 故:日省
○正法、正師、正義

 此の三綱一貫の一心清浄の信心は法華経の本意、日蓮大聖人の主義精神である。と同時に実践であって、真実の「おかげ」功徳利益は此の修行によってのみ生ずるのである。
 国土浄化(世界平和)即身成仏(人格完成)の成果も、要は一に此に存するのである。

 本宗は本化上行日蓮大聖人より一系連綿として、正法・正師・正義脈々として現在に及ぶ。即ち生ける法華経の実績を有し、功徳集である私共、一心清浄合掌の「場」が、ここにきめられて絶対にこれ以外にはないのである。

 正法とは法華経、正義とは其の法華経精神を現実に昂揚したるもので、即ち立正安国であり、不受不施による社会浄化であり日講聖人教訓の自心寂光の自戒実現である。
 正師とは、法華経精神の指導者として、不屈不撓、あらゆる法難迫害を克服して、現在に伝承した法脈相続の代々本宗のご先師である。
 此の三綱一糸乱れず、上行所伝の妙法?題目を信受、念持し来たった法城こそ、ひとり我が日蓮講門宗である。